相談員ブログ

2025.8.20

女性を取り巻く環境課題と変化

皆さんは、「M字カーブ」と言う言葉をお聞きになったことがありますか。

M字カーブとは、日本女性の生産年齢人口に対する労働力人口の割合を示す「労働率」を、年齢階級別でグラフにした際に描かれる曲線のことです。この曲線は、20代でピークに達し、20代後半から30代にかけて落ち込み、その後40代で再上昇する形がアルファベットの「M」に似ていることから名付けられました。

このM字カーブを見ることで、女性が結婚や出産などのライフイベントに伴い、どのように働き方を選択しているかがわかります。

 

 私が社会人になった頃、(男女雇用機会均等法施行の年)はるか昔過ぎますが、当時は、「寿退社」と言う言葉が存在し、まさにM字カーブの底の部分の理由となっていました。

その後、育児休業制度、介護休業法など働き続けるための法整備が少しずつなされ、また、人事制度も女性も男性と同じく転勤を伴う、総合職を選択可能になり、働き続ける環境へと変化していきました。

仕事の仕方も手書きで記入していたものが一人一台のパソコンを持つようになり、「IT化」の波が押し寄せてくるなど、様々な変化をダイレクトに感じながら、仕事をしていた時代でした。

 

 さて、先日、女性のキャリアを取り巻く課題と状況についてのセミナーを受講しました。

その中で私が印象に残った情報を二つ共有させていただきます。

ひとつは、近年に見るM字カーブの底の変化でした。⇒M字の底が浅くなっている

その理由も大きく変化していました。

【働く環境の変化】女性の就労率が上がっていること、底となる年齢階級も上昇しており、共働きの増加、定年制の見直しがされてること、

【ライフイベントの変化】無配偶者、晩婚化、晩産化への変化 などが上げられていました。

 もうひとつは、介護・看護を理由に離職した人数と割合でした

(令和4年就業構造基本調査結果より)

 過去1年間(令和3年10月から令和4年9月)に「介護・看護のために前職を離職した者は106,000人(内訳 男性 26,000人、女性 80,000人)と女性が8割を占めていました。 日本人の寿命が延び、高齢化に伴う課題のひとつです。 

これは、ほんの一部ですが、ライフイベント、取り巻く環境によって都度、選択をしている現状があります。

 あなたは、今どんな課題と直面していますか。

自分の人生において、自分の理想とするワークワイフバランスを都度、変化に柔軟に考えることはとても重要です。

 広島女性のキャリア応援コーナーは、そんなあなたの描きたい人生を応援します!

相談員一同、ご連絡をお待ちしています。

ひろしまコーナー 矢田

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